その他Q&A

きもののお手入れにはどのようなものがありますか。

着物の汚れを落とす、シミ抜き・丸洗い・洗い張りと傷んだ着物を補修をする「かけつぎ」や「刺繍直し」「紋直し」などいろいろあります。

帯の金糸が黒くなってシミのように見えます。

銀の素材を金色にしたものは硫黄やその化合物で黒く変色します。
→重ねていたら変色しました・帯

私、汗かきです。汗をかいた着物はどのようにしたらよろしいですか。

汗抜きの処理をします。水を使って落とします。(→汗

タンスから出したら両方の胸のあたりが黄色く変色していました。

汗をそのまま放置したために変色したと考えられます。(→丸洗い)(→汗

お祭りに浴衣を着ました。後は丸洗いをすればよろしいか。

素肌に着る浴衣は汗をすっていますので丸洗いをしても汗を落とすことは出来ません。水洗いをしてください。(→丸洗い)(→汗

長い間着ていなかった留袖を出してきたら、一面に白いカビが生えていました。所々赤くなった所もあります。

カビの項目を参照してください。(→カビ

丸洗いとはどのように洗うのですか。

着物を解かずにそのままの形で石油系の有機溶剤の中で洗います。
→丸洗い

洗い張りは水を使うそうですが、どんな着物でも洗えますか。

色のにじみ出るものや金彩加工が傷むもの、刺繍が縮むものなど元に戻すことが難しいものは洗うことが出来ません。(→洗い張り

以前に作った黒留袖の地色が茶色っぽくなってきました。

三度黒と呼ばれる黒染は時間の経過とともに色が変わることがあります。解いてもう一度黒を染め直せば元のようになります。 (→染め替え・黒留袖

日焼けで全体の色が薄くなりました。

範囲がそれほど広くなければそのまま色をかけて直すことが出来ますが、色の差が大きかったり広範囲の時は染め直した方がよいときもあります。
→染め替え・付下げ

洗い張りをしたら生地が硬くなりました。

柔軟加工をすることで風合いが柔らかくなります。

白大島に黄色いカビが一面に出ました。あきらめなければなりませんか。

全体にあるときは、上から色をかけて目立たなくする方法があります。
→染め替え・白大島

紬を頂きましたが、このまま仕立ててもよろしいか。

紬は糊を含ませた糸を使って織っていますので、その糊を地入れ(湯通し)をして落とす必要があります。地入れをすることで織物本来の風合いが出ます。 (→地入れ

刺繍の糸がほつれてきました。

もう一度縫い直すことが出来ます。 (→刺繍直し

母の着物は私には裄が短いので伸ばすことは出来ますか。

縫い込みの寸法の範囲で伸ばすことは出来ます。 (→折り目消し・桁伸ばし

総絞りの羽織に付いたシミを水で落とそうとしたら色がにじみました。

絞り染の中でも濃い色は色落ちのするものがありますので注意してください。水によって絞りが伸びることもありますので、水は使わないで下さい。(→絞りの色移り

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